施工管理の派遣は未経験でも可能?無資格でもできるのか
建築業界で働きたい!と思っても、経験や資格が無ければ働けないのでしょうか?
施工管理技士として仕事をする方で多いのは、専門学校や建築・建設系のコースに通われた方ですが、そうではない方でも施工管理技士にはなれるのでしょうか?
今回は、未経験でも施工管理技士にはなれるのか?をご紹介していきます。
建築業界で派遣は適用される?
建築業界においても、派遣は適用されます。
禁止されている業務もありますが、施工管理技士の派遣は認められています。
建築業界には派遣が禁止されている業務もある
建築業界において禁止されている派遣の内容としては、土木作業員など、現場で作業を行う方の派遣は禁止されており、具体的には、壁や天井、床の塗装や補修をする行為や、配管や配電工事をした離、車両の出口を誘導したりする行為も禁止されています。
このような作業を含む派遣が禁止されているのは、労働者派遣事業の適正な運用の確保、および派遣労働者の保護を目的としており、禁止されています。
施工管理技士の派遣は認められている
しかし、施工管理技士の派遣は認められており、施工管理技士の仕事を派遣として行うのは禁じられておりません。
そのため、建築業界においては施工管理技士を現場に派遣し、派遣社員として施工管理を行うことが一般的になってきました。
派遣の場合には、現場を選択して施工管理の仕事ができるため、派遣社員として施工管理技士の仕事をする方も昔よりは増えてきています。
施工管理技士の仕事の内容は?
施工管理技士の仕事の内容はどのようなものがあるのか、見ていきましょう。
施工管理技士の仕事
施工管理技士の仕事は、工事を進めていくための施工計画、現場の品質管理、工程管理、安全管理などが挙げられます。
現場で働く土木作業員の方に作業の指示をしたり、安全管理のための措置を行ったり、工程通り現場が進むように工程管理をすることが仕事です。
現場の工程が早く進むにつれて企業としては利益が出るため、品質良く、早く工事が進むことが望まれています。
派遣による施工管理の仕事は?
派遣による施工管理の仕事内容も、通常の施工管理技士と同じように工程管理や品質管理、安全管理が仕事となり、現場の経験が長い方や、資格の有無によって任される現場も異なります。
品質が高く、企業にとって利益が多く出るような仕事をした施工管理技士は、次の現場でも依頼を受けることが多く、その際には給料の単価も交渉することができ、自ら自分の価値を高めることができます。
未経験・無資格でも施工管理の仕事はできる?
施工管理技士の仕事は、未経験や無資格でもできるのでしょうか?
建築系の学校を卒業した方でも、現場に入るときは未経験・無資格であることが多いため、それまで建築の勉強をしてきた方はある程度の知識をつけて現場に入りますが、そうではない方でも、知識は無くても未経験・無資格という点においては、スタート地点は同じなため、施工管理業務を学ぶところから始まり、現場の事務員として働くことになるでしょう。
そして、そこから施工管理を学び、資格を取得していくという流れになるでしょう。
未経験・無資格でも派遣登録できる?
未経験・無資格でも派遣登録することは可能です。
しかし、すぐに現場に出て施工管理を任されることは無く、あくまでも将来現場で施工管理技士として仕事ができるように現場に入って施工管理を学びながら働くことになるでしょう。
無資格の場合には、資格を取得するまで現場で数年働く実績が無ければなりませんので、0からのスタートでも派遣社員として施工管理技士を目指すことは可能です。
まとめ
これまで、施工管理が未経験な方でも派遣社員として働くことが可能なのか?についてご紹介してきましたが、派遣社員として未経験や無資格でも働けるようになっており、その場合には、見習いや事務員として施工管理の仕事を学びながら働くことになるでしょう。
将来、有資格者として、施工管理技士の仕事をするためにも、まずは現場での経験や実績を作っていくことが必要です。